転職サイトを開いて、しばらく眺めて、結局なにも応募せずに閉じる。
「またこの会社も違った気がする」と思いながら、月曜が来る。30代になってから、そんな時間が増えていませんか。

辞めた理由を並べてみると、ほぼ全部が人間関係でした。
転職を繰り返す人の特徴は、理由が毎回同じこと
転職回数が多い人が、飽きっぽいわけではありません。私の場合、毎回かなり悩んでいました。求人を見ては閉じて、また見ては閉じて、気づけば数か月。
それでも繰り返したのは、辞める理由が毎回ほとんど同じだったからです。
「人間関係が悪かった」は、事実です。ただ、この言葉のままだと、次の会社を選べません。求人票に「アットホームな職場です」と書いてあっても、それが自分に合うかどうかは分からないからです。
確かめようがない基準で選んで、入ってから確かめる。それを繰り返していました。
ここで、少し都合の悪い数字を出します。
実は、人間関係を理由に辞める人は、そこまで多くありません。
1割前後です。同じ職場にいても、人間関係を理由に辞めない人のほうが、ずっと多い。

会社の当たり外れだけでは、説明がつきません。認めるのはしんどかったですが、ここを認めたときに、やっと見る場所が変わりました。

もうひとつ、30代に関係する数字を。
めずらしくないのは動くことであって、同じ理由で何度も動くことではない。ここが分かれ目だと思っています。
7回のうち、私が間違えていたこと
いま振り返って、いちばん大きかった間違いはこれです。
転職そのものは悪くありません。合わない場所にい続けて、体や心を壊すほうが取り返しがつかない。
ただ、逃げるために選ぶと、次も逃げたくなる場所を選びやすい。ここだけは、7回やって確かに言えます。
繰り返しが止まったのは、歩合の会社で気づいたこと
転機になったのは、人間関係の良い会社に出会えたから……ではありませんでした。
時給と歩合で働いていた時期です。

どれだけがんばっても、自分の基本給は変わらない。もっと結果を出せば上がったんだと思います。でも正直、少し頑張る気がなくなりました。
このとき初めて、「人間関係」以外の理由で、自分が消耗していることに気づきました。
会社の当たり外れを引き当てようとするのをやめて、自分が苦しくなる場面を先に書き出す。順番を変えただけです。
「人間関係が嫌」を、確かめられる言葉にする
立派な自己分析は要りません。これまででいちばん辞めたいと思った瞬間を、1つだけ思い出してください。
ここまで狭めると、面接で聞ける質問に変わります。「人間関係はいいですか」は聞けませんが、「分からないことは、普段どなたに聞く形ですか」なら聞けます。
求人票のどこを見て、面接で何を聞いて、内定後に何を確認するか。その手順はこちらに分けました。
30代で回数が多いと、面接で何を聞かれるか
回数そのものを責められることは、あまりありません。聞かれるのは、だいたいこの2つです。
2つ目が本番です。前の会社の不満を並べるほど、「うちでも同じことが起きるのでは」と思われます。
逆に、「前はここを確かめずに入って苦しくなったので、今回はここを聞きました」と言えれば、回数はむしろ材料になります。反省文より、選び方が変わった証拠のほうが強い。

隠せないものを隠すより、同じ辞め方をしないと分かる材料を出したほうが早いです。
まとめ|回数ではなく、理由を減らす
転職の回数は、もう減らせません。減らせるのは、辞める理由のほうです。
そして、今の会社で苦手なのが特定の人や部署だけなら、異動や担当変更で動かせないか先に確かめてもいいと思います。転職だけが解決策とは限りません。

そこから外れる手段を1つ持っておくだけで、会社の見え方は変わります。
👉 会社が「世界の全部」だった私が、1円の副業で怖くなくなった話
※転職回数の受け止め方は、会社・職種・在籍期間・退職理由によって変わります。この記事は、回数が多くても必ず不利にならないと保証するものではありません。
