転職先で、上司が自分より年下だった。
実力の世界だし、頭では分かっている。だけど、なぜかやりづらい。そんな経験はありませんか?
調べると出てくるのは「敬語を使いましょう」「プライドを捨てましょう」ばかり。そういう話じゃないんだよな、と思ってまた検索。
私が実際に困ったケースは、大きく2つありました。しかも、どちらに近いかで対処が正反対になります。
読み終える頃には、自分の上司がどちらに近いか判断でき、明日から何をするかまで決められます。
年下上司がやりづらい2つのケース
指示が曖昧。「お時間あるときにでも」と言われて、結局どうしてほしいのか分からない。
仕事はできる。上には気に入られている。でも、こちらへの態度は違う。
ただし、上司が誰に対しても指示が曖昧なら、年齢ではなくマネジメントの問題です。2つ目の特徴も、年下であること自体より、その上司の振る舞いの問題です。ここからは、私が実際に困った2つのケースとして読んでみてください。
気を使う年下上司の特徴と対処法
先に、この状況の怖さから書きますね。放っておくと、居心地が良いまま詰みます。
重い仕事を持っていなければ、抜けても業務は止まりにくい。私の経験では、そのまま仕事の幅が広がらないことがありました。
私の経験では、最初の2〜3か月で「この人にはこれくらい頼む」の相場が固まりがちでした。後から「もっと任せてください」と言っても、簡単には動きません。
年下上司が指示を曖昧にする理由
指示が曖昧なのは、単に指示が下手だからとは限りません。年下の上司が、年上の部下を「評価すること」に迷っている可能性があります。指摘したら傷つけるんじゃないか。だから細かく関わらない。結果、指示が曖昧になる。
気を使われるときの対処法3つ
だから「気を使わないでください」と言っても、動きません。相手には「気を使うな」という新しい課題が増えるだけです。
やるのは逆で、相手が避けている「評価する」を、こちらから不要にします。
①がなぜ効くか。上司が一番言いにくいのは「できていませんよね」です。先に自分から言ってしまえば、相手はその指摘をする必要がなくなります。
③も同じ理屈です。遠慮する上司は、進捗を聞くことすらためらいます。放っておくと「進んでいるか分からないから、次を頼めない」になる。週1回、2行で十分です。
全部、相手が言いにくいことを先にこちらが言うだけです。そして前職の話は聞かれるまで出さない。遠慮している相手に経験を出すと、さらに萎縮させてしまいます。
当たりがきつい年下上司の特徴と対処法
気を使うタイプへの方法は、こちらにはまったく効きません。私が当たったのは、こういう人でした。
当たりがきつくても評価される理由
しんどいのは、能力が高いことです。力量が足りない上司なら周りも分かってくれますが、この人は成果を出している。相談しても「でも、仕事はできる人だよね」で終わる。そして上には気に入られているので、訴えたところで状況が変わりません。
ひとつ、知っておくと少しラクになることがあります。部下の声が査定に反映されにくい会社では、「上にいい顔をして、下に強く出る」という振る舞いが本人の不利になりません。性格だけではなく、それを止めにくい評価の仕組みにも問題があります。
当たりがきつい年下上司への4つの対処法
このタイプは、こちらの立ち回りだけでは変わりません。目標を「関係を良くする」から「消耗を減らす」に変えます。
文字で残すのが効くのは、口が上手い相手に口頭では勝てないからです。「言った言わない」を封じるだけで、当たりが変わることがあります。
途中経過を見せるのは、完成してから出すと持っていかれるからです。後から「私がやりました」は通りません。
このタイプの下でいちばん危ないのは、自分を疑い始めることです。指摘の中身は正しい。反論すれば言いくるめられる。周りは「できる人」と言う。
「言っている中身が正しいこと」と、「その言い方をしていいこと」は別です。ミスの指摘が正しくても、人前で長々と責めていい理由にはなりません。相手は正しさを理由にして、雑な扱いを通しているだけです。

私の場合、相手が家庭の事情で辞めて終わりました。立ち回りが実を結んだわけではありません。
少なくとも私のケースでは、いなくなるまで何も変わらなかった。それが正直な話。
年下上司がストレスで辞めたい人の面接対策
先に言っておくと、このタイプが理由で辞めると、面接で説明しづらいという問題が起きます。
相手の力量が足りなかったなら話せます。でもこのタイプは有能なので、正直に言うと「上司が優秀な方だったのですが、当たりがきつくて」と言っても、面接官には「合わなかっただけ」にしか聞こえません。
以下は、実際に担当範囲が限られていた人だけが使える言い方です。事実と違う場合は使わないでくださいね。
上司や評価制度の話は、言い換えても批判に聞こえやすくなります。
「無かった」ではなく「少なかった」で止めるのがコツ。「されなかった」と言うと批判になりますが、「少なかった」なら事実の報告です。
①理由が具体的、というのは。「働き方を見直したい」だと必ず「具体的には?」が来ます。業務範囲の話なら、余計な批判に広がりにくくなります。
②批判になっていない、というのは。担当範囲は組織の分担の話だからです。会社が悪いとは一言も言っていません。
③掘られても平気、というのは。「なぜ社内で相談しなかった?」と聞かれても、「部署の役割なので、簡単には変えられませんでした」と事実を説明できるからです。
④話題を渡している、というのは。最後を志望動機に繋いでいるので、面接官の関心をそちらへ戻しやすくなるのです。
それでも「他に理由は?」と重ねられたら、同じことを短く繰り返してくださいね。
理由を追加しない。増やすほど「本音は別にあるな」と思われるので。
年下上司との関係で見るべき判断基準
増えていないなら、上司が優しくても、残る理由を見直すサインです。

腫れ物扱いで軽い仕事しか任されなかった1年も、消耗して何も残らなかった1年も、職務経歴書に書ける材料が増えにくい点では同じです。
年下の上司が良い人かどうかは、こちらでは選べません。でも、1年後に書けることが増えているかは、まだ選べます。
そして、次の職場の上司がどんな人かは、求人票には書いてありません。「風通しがいい」と書いてある会社の上司が、詰めるタイプということも普通にあります。こればかりは、中を知っている人に聞くしかない。


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