面接当日の持ち物と身だしなみ。服より先に見られている4つのポイント

実践ガイド

面接の服が決まって、ひと安心。……と思ったら、当日になって細かいことで迷いませんか?

カバンに何を入れるか。コートはいつ脱ぐのか。雨で靴が濡れたらどうするか。どれも、当日の朝に慌てて調べることになるやつですよね。

これまで面接を何十回も受けてきた中で「これ、先に知っておきたかった」と思ったことをまとめました。正直なところ、服そのもの以上に印象を左右します。

男性特有の身だしなみについては、私自身は経験がないので、男性の知人に聞いた内容をもとにまとめています。実際に試す際は、ご自身の状況に合わせて調整してくださいね。


服より先に見られる4つ(髪・爪・におい・ひげ)

服装には気を使ったのに、なぜか手応えが悪い。そういうときは、たいてい服以外のところで減点されています。

この4つは、全部お金がかかりません
① 髪 寝癖と前髪だけ直せば十分
② 爪 短く切る。男性こそ切り忘れに注意
③ におい タバコと柔軟剤が二大地雷
④ ひげ 前日ではなく、当日の朝に剃る

かかるのは、当日の朝の数分だけです。

① 髪:寝癖と前髪だけ直せば十分

凝ったセットは要りません。見られているのは2つだけです。寝癖が立っていないか。前髪が目にかかっていないか。

目が見えるかどうかは、想像以上に印象を左右します。前髪が目にかかっていると、それだけで自信がなさそうに見えるので、面接の日は少し短めにするか、横に流してください。

朝シャンできない日の、寝癖の直し方
1 寝癖のついた部分を根元から水で濡らす
2 ドライヤーの温風を当てる
3 最後に冷風で固定する

毛先だけ濡らしても戻ります。根元から濡らすのがコツです。

髪を切るなら、面接の3日〜1週間前が無難です。前日や当日に切ると、切りたてで浮いた感じが出ることがあります。白髪が気になる場合は、無理に染めなくても構いませんが、生え際だけ色が抜けている状態は目につきやすいので、そこだけ整えると自然に見えます。

② 爪:男性こそ、切り忘れに注意

爪は短く切る。これだけです。ネイルは、薄いベージュや透明なら問題ありません。派手な色や、長い付け爪は避けてください。

見落とされがちなのが、男性の爪です。「自分は塗らないから関係ない」と思っていると、伸びたまま面接に行くことになります。書類を渡す、受け取る、名刺を出す。手元は、思っている以上に相手の視界に入ります。

ついでに、手の甲の乾燥も。冬場は特に粉をふきやすいので、ハンドクリームを一度塗っておくと、それだけで清潔に見えます。

③ におい:タバコと柔軟剤が、二大地雷

これは自分では気づけないぶん、いちばん怖い項目です。面接室は、狭くて閉め切られていることが多いです。そこで目立つのが、タバコのにおいと、強すぎる香水や柔軟剤。

ニオイの原因は主に4つ
柔軟剤 自分では「いい香り」でも、他人には強すぎることがあります。面接に着ていく服は、香りの強い柔軟剤を避けて洗っておくと安全。

タバコ 直前は控える。どうしても吸うなら、上着を脱いだ状態で吸って、口をゆすいでから羽織る。それだけでもかなり違います。

前日の食事 焼肉、ニンニク、鍋。翌日まで残ることがあるので、前日は避けたほうが無難。

口臭 緊張すると口が乾いて、においが出やすくなります。会場に着く前に水を一口。喉も潤って、声も出やすくなります。

④ ひげ:当日の朝に剃る。剃り残しはこの2か所

前日の夜ではなく、当日の朝に剃ってください。夕方の面接なら、なおさらです。

剃り残しが出やすいのは、あごの下と、もみあげの際。鏡の正面からだと見えにくい場所なので、面接では相手のほうがよく見えています。剃った後、手で触って確認するのが確実です。


忘れがちな、もう3つの落とし穴

見落とされやすい3点
靴下・ストッキング
靴下は黒か紺の無地。白は避ける。座ると裾が上がって、想像以上に見えます。ストッキングは肌色を選び、予備を1つカバンに。伝線は直前でも普通に起きます。

腕時計
時間の確認にスマホを取り出すと、それだけで印象が落ちます。安いもので構わないので、一つ持っておくと安心。

眼鏡
顔の中心にあるぶん、汚れていると目立ちます。出かける前にレンズを拭いておくこと。

そして、スマホは電源を切る。マナーモードでも、机の上や近くのカバンでバイブが鳴れば聞こえます。面接室に入る前に、完全に切ってしまうのが確実です。


面接当日の持ち物リスト

カバンに入れるもの
□ 履歴書・職務経歴書のコピー(提出済みでも、手元用に1部)
□ 筆記具とメモ帳(その場でメモを取る姿は、印象が良いです)
□ 身分証・印鑑・交通費
□ スマホ(充電しておく)と非常時の連絡先
□ 予備のストッキング/制汗シート(夏は特に)
□ ハンカチ・ティッシュ
□ 折りたたみ傘(天気が微妙な日は入れておく)

カバン自体は、床に置ける(自立する)ものが便利です。椅子の横の床に置くのが基本で、膝の上に抱えると落ち着かない印象になります。


コートを脱ぐタイミングと、置き場所

冬の面接で迷うのが、コートです。

コートの扱いについて
脱ぐタイミング 建物に入る前が基本。受付の時点で、すでに手に持っている状態に。

置き場所 畳んでカバンの上か、自分の横に。椅子の背もたれに掛けるのは避ける。「どうぞおかけください」と言われたら、そのまま自然に置いて構いません。

 黒・紺・ベージュなら問題なし。ダウンジャケットしか持っていない場合も、派手な色でなければ大丈夫です。

コートで落とされることはまずないので、そこにお金をかける必要はありません。


雨の日の面接で、みすぼらしく見えないために

雨の日は、それだけで印象が落ちやすい日です。理由は単純で、濡れると清潔感が消えるからです。

雨の日にやる3つのこと
□ 傘は入口の傘立てへ。持ち込むなら、水滴を落としてから
□ ハンカチかタオルを1枚多めに。肩と、靴の甲を拭くだけで印象が戻ります
□ 靴が濡れると一気にみすぼらしく見えます。会場に入る直前に、一度拭く

そして雨の日ほど、少し早めに着くようにしてください。濡れた状態を整える時間が要ります。駆け込みで入ると、髪も服も乱れたまま面接に入ることになります。


オンライン面接のときの身だしなみ

画面越しでも、この4つは見られています。むしろ顔が大写しになるぶん、髪と爪は対面より目立ちます。

オンライン特有の注意点3つ
顔の明るさ 窓を正面にするか、ライトを顔側に。暗いと表情が沈んで見えます。服より、明るさのほうが印象に効きます。

カメラの高さ 目線と同じ高さに。ノートパソコンを机に直置きすると見下ろす角度になり、威圧的に映ります。本を数冊挟むだけで解決。

背景 無地の壁が理想。生活感が映るほうが、服装より減点されます。

前日の夜と、当日の朝にやること

最後に、時間で区切って並べておきます。この順番でやれば、朝に慌てません。

前日の夜(15分)
□ 服を出して、シワとシミを確認する
□ 靴を拭く
□ カバンに持ち物を詰める
□ 香りの強い柔軟剤で洗った服になっていないか確認する
□ においの強い食事は避ける
当日の朝(10分)
□ ひげを剃る(あご下、もみあげ際を手で確認)
□ 爪を切る
□ 寝癖と前髪を直す
□ 眼鏡を拭く
□ 靴をもう一度、さっと拭く
会場に着く前(3分)
□ 建物に入る前にコートを脱ぐ
□ スマホの電源を切る
□ 水を一口飲む
□ トイレの鏡で、全身を3秒だけ確認する

服は前日までに用意できますが、髪・爪・においは、当日の朝しか整えられません。ここを外すと「服はきちんとしているのに、なぜかだらしなく見える人」になってしまいます。一番もったいないパターンです。

逆に言えば、朝の10分で防げるということでもあります。

お金も特別な道具も要りません。鏡の前で数分使うだけで、印象は変わります。

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