工場の人間関係は楽?人と話したくなくて接客から転職した私の本音

工場の人間関係は楽? 会話は減った。でも、気疲れは別だった。食後に一人で一息つくひだまりのイメージ 踏み出す前に

もう、人と話したくない。

接客の仕事をしてた頃、ずっとそう思ってました。

お客さんには笑顔で話して、スタッフ同士でも声をかけ合う。仕事だから当たり前なんですけど、それが一日中続くと、私はやっぱり疲れました。

それで、工場に移りました。

会話は減った。でも、気疲れは別だった。

工場に移って、仕事中の会話は減りました。そこは本当に楽だったんです。

でも、「話し続けることに疲れる」のと、「話したくないときまで人に合わせて疲れる」のは、少し違いました。

昼休みも話を合わせ続けた工場と、食後は一人で過ごせた工場。それに、黙って作業していてもプレッシャーになる、名前と個数が並ぶホワイトボード。

「人と話したくない」の中に、どんな疲れがあるのか。二つの工場での経験から、自分が減らしたい負担を考えるための話を書きます。

工場なら、決められた作業を黙ってやればいい。接客より、人と話す時間はきっと減る。そう思ってたんです。

実際に働いたのは、二か所。

私が働いた二つの工場

一つは、電子部品の組み立てや検査をする工場。
もう一つは、商品の荷造りや検品をする工場。
どっちも、一年くらい働きました。

仕事中の会話は減った。そこは本当に楽だった

工場に移ったら、仕事中の会話はぐっと減りました。

目の前の作業に手を動かしてる時間が長いし、お客さんに笑顔を向ける必要もない。

黙って作業できる時間がある。これは、接客の頃よりずっと楽でした。

「工場なら会話が減る」っていう予想は、半分は当たっていました。

でも、もう半分は外れていた。

昼休みも話し続けた工場と、一人になれた工場

会話が続く昼休みと、食後に一人で過ごせる昼休みを描いたイメージ
体験をもとにしたイメージイラスト(実際の職場の再現ではありません)

工場での会話は、主に休憩時間でした。ただ、二つの工場では過ごし方が違いました。

15〜20分の小休憩は、飲み物やトイレであっという間。お昼の一時間は、どちらでも「休憩だー!」と嬉しくて、早くご飯を食べたい気持ちでした。

荷造り・検品の工場は全員一斉に休憩。お弁当や服、家族、前の仕事、化粧品、彼氏のことまで、話題は次々に出てきました。

答えたり、沈黙が気まずくて自分から話しかけたりしているうちに、休憩が終わる。食後も一人で過ごせず、休憩中くらい一息つきたいのに、ずっと話を合わせていて、気疲れしていたんです。

電子部品の組み立て・検査の工場は、交代制でした。ご飯は一緒に食べても、そのあとは、話したい人は話し、話したくない人は散らばる感じ。

一人になる時間があったので、こちらは少し休めた感じがあって好きだったな。

違いは、休憩中に会話があるかどうかだけではなかったなと。私には、食後に会話から離れて、一人で過ごせる時間があるかが大きかったんです。
前の仕事や家族のことを聞くのは、普通の世間話だと思う人もいます。相手が悪いという話ではなく、私は共通の話題が少ない中で、会話を続けることにも疲れていました。

工場全体の人間関係を、この二つの経験だけで決めることはできません。私が少し休めたのは、会話がない職場ではなく、食後に会話から離れられる職場でした。

午前と午後、名前と個数が書き出された

工場内で作業個数のホワイトボードを見るひだまりのイメージ
体験をもとにしたイメージイラスト(実際の職場の再現ではありません)

工場に移って、もう一つ予想外だったことがあります。

荷造りと検品の工場のほうは、決められた時間で、どれだけたくさん作業をこなせるかを競う場所でした。

午前も午後も、休憩に入る前。ホワイトボードに、作業した人の名前と、こなした個数が書かれるんです。上位に入った人の名前も出てました。

個数が少なくても、注意されることはありません。

でも、自分が何個こなしたかは、みんなに分かってしまう。上位の人のことを、近くの人たちが「すごいね」って話していたり。

ひだまり
ひだまり
周りに追いつこうと必死で作業して、午前も午後も、休憩前には名前と個数が並ぶ。毎回プレッシャーがあったし、少ない個数をみんなに見られるのは恥ずかしかった。必死でやっても数字だけが並ぶと、虚しくもなりました。

たまに、同じように個数が少なかった人と慰め合うことも。

個数が見えるほうがやる気が出る人も、いるのかもしれません。私には、会話が少なくても、周りの数字に追いつこうとする別の負担がありました。

工場へ移って、何の負担を減らしたい?

お客さんと話し続けることを減らしたいなら、工場を候補にする理由はあると思います。私が働いた二つの工場では、仕事中の会話が減り、その点は楽になりました。

でも、話したくないときまで人に合わせることがつらいなら、工場という職種名だけでは決められません。私が少し休めたのは、食後に一人で過ごせる職場でした。

さらに、黙って作業できても、個数を競うプレッシャーは別にありました。「話す量」「休憩中の付き合い」「周りと作業個数を競うこと」は、分けて考えたい負担です。

今の仕事で「もう人と話したくない」と感じるのは、どんな時間でしょうか。お客さんへの応対が続くときなのか、休憩中まで話を合わせているときなのか。どちらも、ということもあると思います。

それが分かれば、「工場なら楽そう」から、次の職場で減らしたい負担を一つ具体的にできます。

入る前に、休憩の雰囲気や個数掲示までは分かりませんでした。働いてみて気づいたのは、私には「会話の少なさ」だけでなく、「一人で気を休められる時間」も大切だったことです。

それでも、接客から離れることと、人に気を使わず休めることを同じにしない。それが、二つの工場で働いた私から伝えたいことです。

「職種が合わないのか、今の職場のやり方が合わないのか」も迷っているなら、こちらの記事で考え方を整理できます。

あわせて:仕事が向いてないときの判断方法|辞める前に確認する3つの質問

※この記事は、筆者が約一年ずつ働いた二つの工場での経験をもとにしています。工場や仕事内容によって、会話の量、休憩の取り方、求められる作業速度は異なります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました