転職で最初にやるべきは「自己分析」ではない

転職を考え始めたとき、最初に何をしましたか?

「とりあえず自己分析から」ーー私もそうでした。夜中、誰にも言えない不満を抱えながらノートを広げて、強みを書き出して、「私はどんな仕事が向いているんだろう」って延々と考え続けた。

でも2時間後に残ったのは、びっしり埋まったノートと、さっきより大きくなった不安だけ。
転職サイトを開いて、眺めて、また閉じる。そのループを3回繰り返して、ようやく気づきました。あの時間、全部無駄だったって。

自己分析より先にやること

転職で最初にやるべきことは、情報収集です。でも「情報収集しましょう」って言われても、ピンとこないですよね。私もそうでした。

だから、もっと具体的に言います。

転職サイトに登録して、今の自分と同じ職種の求人を20件見てください。それだけでいい。

私が初めてこれをやったとき、正直ちょっと腹が立ちました。「え、同じ仕事でこんなに給料もらえる会社あるの?」って。

でもその「腹立ち」が、転職を本気で考えるきっかけになった。

そもそも比べる対象がないのに、「自分の強み」なんて出てくるわけないんです。
自己分析が煮詰まる理由は、やる気の問題じゃなくて、情報が足りないだけ。外の景色を見て初めて、自分がどこに立っているかわかる。

 

情報収集が最初のステップである理由

不安は「知らないこと」から生まれる

転職が怖い理由のほとんどは、「知らないこと」からきています。「年収が下がるかも」「面接うまくいかないかも」——全部、情報がないから頭の中で勝手に最悪のシナリオが育っているだけ。 

 

転職が怖いのは、弱いからじゃない。知らないから怖いだけ。逆に言えば、知り始めた瞬間から怖さは薄れていきます。

私が最初の転職を考えたとき、「まず求人を20件保存するだけ」しかやらない期間が1ヶ月ありました。応募もしない、エージェントにも連絡しない。それだけ。

でもその1ヶ月のあいだに、「この会社、今の給料より50万高い」「未経験歓迎ってこんなにあるんだ」って発見が積み重なっていって、気づいたら転職が怖いものじゃなくなっていた。

 

自己分析より先にやること——順番を変えたら転職が動き出した

自己分析って、順番が全てだと思っています。

求人票を見ていると、「あ、こういう仕事もあるんだ」「この職種は自分に向いてそう」という気づきが自然に出てくる。外からの刺激があった方が、自分の内側も見えやすくなるんです。

空白のノートに向かって「私の強みは何だろう」と考え込むより、求人票を読みながら「これは得意かも」「これはちょっと苦手かも」と感じる方が、はるかに具体的な自己分析になります。

 

最初にやるべき情報収集の中身

まず「相場感」を掴む

① 転職サイトで「相場」を知る

やることは1つ。今の自分と同じ職種・年代の求人を20件見るだけ。

私が初めてこれをやったとき、「今の会社って給料低かったんだ」と気づいてちょっと怒りました。その怒りが、転職を本気にさせてくれた。

② 口コミサイトで「表に出ない情報」を見る

求人票には書いていないことが、口コミサイトには書いてあります。残業の実態、上司の雰囲気、辞めた理由。OpenWorkや転職会議を見ると、会社の「裏の顔」がわかります。

③ エージェントに「情報収集」として話を聞く

「転職を決めてから相談するもの」と思っている人が多いですが、それは違います。「まだ決めてないんですが」で十分。私も毎回そうやって相談しました。今の自分の市場価値を知るだけで、次の動きが見えてきます。

 

動けない理由は「やる気」じゃなかった

最初の一歩が一番重い。7回転職してきた私も、毎回そうでした。動けなかった時期は全部、情報が足りなかっただけでした。

やる気の問題じゃない。準備不足でもない。ただ、知らなかっただけ。

知り始めた瞬間、人は勝手に動き出します。

 

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